ようこそ、工作機械の世界へ
ようこそ、工作機械の世界へ

金属部品の精度は、
それを加工した工作機械の精度を超えられない。
そう言われるほどに、
工作機械はモノづくりに大切な存在です。
マザックは、世界最高レベルの工作機械で
モノづくりを支えています。

機械を生み出す機械であることから“マザーマシン”と呼ばれる工作機械。産業の発展を担い、モノづくりの精度を決める工作機械は、機械の中で最も重要なポジションに位置付けられています。工作機械が活躍するのは、世界中のありとあらゆるモノづくりの現場です。自動車産業や、時計をつくる精密機器産業、ジェットエンジンをつくる航空機産業や人工衛星をつくる宇宙産業にも工作機械が使われています。「工作機械を知らない」「見たことがない」という方の身の周りにも、工作機械を使って作られているモノはたくさんあるのです。
実は、「工作機械」と一括りに呼ばれている機械は、多種多様なバリエーションの機種から構成されています。その中には、「CNC旋盤」「マシニングセンタ」「複合加工機」といった、汎用性が高く、さまざまな部品を生み出すことのできる機種や、「レーザ加工機」「研削盤」「歯切り盤」「放電加工機」といった特定の加工に特化した機種が存在します。マザックは工作機械の総合メーカーとして「CNC旋盤」「マシニングセンタ」「複合加工機」といった汎用性の高い機種から、「レーザ加工機」のような特定の加工に特化した機種まで幅広いラインナップを有し、世界中のさまざまな産業のお客様に機械をご使用いただいています。
年間生産額が800億ドル規模である工作機械のグローバル市場。年間生産額約3,000億ドルと推定される航空機市場や、年間生産額約2兆ドルと推定される自動車市場と比較すると、その市場規模は小さいと言わざるを得ません。しかしながら、工作機械が存在しなければ、航空機も自動車もこの世に存在しません。市場規模が小さな工作機械産業が2つの巨大な市場を支えていると言っても過言ではありません。工作機械には市場規模では測れない価値があるのです。
金属部品やそれらを組み合わせてカタチづくる製品の精度は、それを生み出す工作機械の性能に大きく左右されます。どれほど良質な素材を使用しても、どれほど精緻な図面をひいても、その製品を具現化するための工作機械の性能が低ければ製品性能の要求値を満たすことは絶対にできないのです。逆に、良質な部品と良質な工作機械が互いを高め合っていく『良循環』を作ることができれば、産業界のレベルの底上げが叶います。マザックは磨いてきた技術を世界最高レベルで積み上げることで、産業の発展を根底から支えています。
「工作機械によって削られ、生み出される製品は、それを削る工作機械の精度を超えることはできない」という原理です。つまり精度の高い製品を作りたいのであれば、より精度の高い工作機械が必要だということです。
IoT時代への対応や新技術との融合によってますますの進化を遂げる工作機械。工作機械業界の新潮流を知ることは、モノづくり産業全体の未来を知ることにつながります。

スマートファクトリー

工場内の機械とインターネットを接続し、可視化や最適化を行う「スマートファクトリー」。マザックは独自の「Mazak iSMART Factory™」によって工作機械の製造革新に挑戦しています。2015年に米国ケンタッキー工場にてスタートしたプロジェクトでは、10%以上の設備稼働率アップを実現。2017年には大口製作所のスマートファクトリー化を完了し、更なる高度なデジタル生産を実現すべく稼動を続けています。また今後は国内外の他の生産拠点にも展開していくとともに、お客様の工場やオフィスのスマートファクトリー化を力強く支援していきます。

自動化・無人化

進歩のスピードが加速する「工場の自動化」。これまで人が行っていた作業を無人化することで、人的ミスの削減や作業効率の向上、安全性の向上などを図ります。マザックは1976年にYMS-30を開発し、業界に先がけて工場の自動化に取り組んできました。 長年蓄積した自動化システムのノウハウを活かし、お客様の希望に合わせた最適な生産システムを提供しています。

ハイブリッド
マルチタスキングマシン

切削型加工機に次世代加工技術をハイブリッド融合し、マザックが目指す「DONE IN ONE(工程集約)コンセプト」をさらに進化させた工作機械「ハイブリッドマルチタスキングマシン」。複合加工機と歯車専用機を融合した「INTEGREX AGシリーズ」は、完成までにさまざまな工程が必要となるギア製造のリードタイムを圧倒的に短縮する革新的な一台です。

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