就職活動や企業選択において
重視した点を教えてください。
酒向:就職活動をおこなうにあたって、私が重視した点はふたつ。ひとつは自社製品を手がけているモノづくりメーカーの営業であること。そしてもうひとつが、自社の製品や業界そのものが50年後も社会に対する影響力を持ち続けていられるのか、という点です。
光岡:それは、今後も生き残っていける業界・会社を志望したということ?
酒向:はい。近年、IoTやAIなどを筆頭に、あらゆる産業分野に技術革新の波が押し寄せてきています。そうした状況の中で企業として生き残っていくのは大変です。そこで着目したのが工作機械業界。モノづくりの原点に位置する工作機械メーカーなら、どれだけ技術革新が進んだとしてもその役割を失うことはないだろうと思ったんです。
山田:同感です。私は、入社から定年退職まで長く勤めたいと思える会社かどうかを軸に据えていました。だから企業を選択するうえで、会社の安定性は重要な条件でした。それから、もうひとつ理由があります。工学部出身なので技術や知識を発揮できる環境を望んでいたのですが、一方で営業の仕事にも興味があって…。だから、何かひとつのことを極めるスペシャリストではなく、幅を持って働くことができる仕事がいいなと。
前田:私は大学・大学院と機械工学について学んでいました。当時、力を入れて取り組んだ研究課題のひとつが機械加工だったこともあり、割とスムーズに将来設計を描くことができました。今までの学びや経験を活かせるメーカーの設計職に就きたいという思いに迷いはありませんでしたね。
光岡:逆に私は文系出身ということもあり、実は就職活動を始めた当初は工作機械業界のことをまったく知りませんでした。ただ、私の地元・愛知はモノづくり王国と言われるほど製造業が盛んな地域。できれば地元で働きたいと思っていた私にとって、モノづくりに関わる企業を志望することは自然な流れでした。
山田:なるほどね。ちなみに前田君はメーカーの設計職を希望していたとのことですが、工作機械業界に対する志望度はどれ位でしたか?
前田:もともと工作機械業界のことは知っていましたし、日本が世界に誇れる分野であることも認識していました。ただ、工作機械そのものに対しては「使いにくそう」「危なさそう」といった印象しかなくて…。ちなみに、その印象を一変させたのがマザックでした。機械設計の立場からすると「使い勝手」の追求は難しいはずなのに、マザックは機能性だけでなく洗練されたデザインと、操作性や安全性などの使いやすさを両立していたんです。あえて難しい領域に挑戦していく姿勢を見て、一気に興味が沸きました。
マザックに入社を決めた
理由は何ですか?
酒向:一言でいえば「人」ですね。説明会や面接などで顔を合わせた全員が物腰柔らかく、親しみやすい印象を受けました。社内の和やかな雰囲気からも「きっと、お互いに肌が合うと感じている人が多いんだろうな」と思いました。50年後の未来を想像するにあたって、もちろん会社としての可能性は大事だけど、それと同じくらい職場の雰囲気も大事ですから。
光岡:私も「人の魅力」がマザックを選んだ理由の大半を占めているといってもいいぐらい。面接の待ち時間の何気ない会話や立ち振る舞いなど、ちょっとしたことなんだけど学生のことを大事にしている会社だなと思いました。
酒向:うん。二次面接以降は本社での選考だったこともあり、工場やショールームを見せてもらう機会もありました。その際、すれ違うたびに全員が立ち止まって挨拶をしてくれるんです。その中には強面のおっちゃんもいて(笑)。でも、そのギャップがまたいいなぁと思いました。
山田:わかります! 私もインターンシップに参加して同じことを思いました。当時から気さくに話してくれる方が多かったですし、「ココはこうなんだよ」とわざわざ会話レベルを私に合わせて説明してくれる気遣いまで見せてくれました。
前田:みんなと同じになるけれど、やっぱりマザックはいい人ばかりですよね。私も技術職として働いている先輩社員と話す機会があったのですが、一人ひとり時間をかけて丁寧に話を聞いてくれる姿は好印象でした。もちろん、マザックの魅力は「人」以外にもたくさんあるけどね。
光岡:そうですよね。会社の中身でいえば、歴史が長く業界大手ということから安定した働き方ができそうな点が私にとって魅力的に映りました。また、職種別採用をしていたので、自分の理想に近い環境で働ける可能性が高いと思ったのも入社を決めた理由のひとつです。
山田:職種別採用は魅力的ですよね。私も「アプリケーションエンジニア(営業技術)」として活躍できる道があったことは、採用試験時から魅力的に感じていました。それこそ「大学で学んだ技術や知識を活かしつつ、チャンスがあれば営業にも挑戦したい」という私の思いに合致するものでしたから。そうした中で、最終的に決め手となったのはインターンシップへの参加です。2週間余りでしたが、その間に体験した仕事内容や社内の雰囲気から「この会社なら長く勤められそうだな」と直感的に感じました。
前田:私の場合、繰り返しになりますが、洗練されたデザインや安全性、使いやすさまで追求する企業姿勢に共感した部分が大きなウェイトを占めています。そのうえで「世界に先駆けて」「オンリーワン」といたキーワードにもとづく開発案件も多く、技術者として面白い仕事ができそうだと思いました。
マザックで働き始めてから
感じたことについて教えて下さい。
酒向:モノづくりの原点ならではの奥深さですね。商流でいうところの川下までイメージしながら仕事ができます。マザックの工作機械がどのような目的で使用されるのか、そこから何が生まれて、どういった形で市場に反映されるのか。そこまで深く入り込むことができる面白さを、営業として日々実感しています。
山田:その気持ちわかります。アプリケーション部では、展示会に足を運んでくださった方と直接話したり、機械を購入されたお客様に機械の操作方法をレクチャーしたりと、お客様と接点を持つ機会がたくさんあります。しかも工作機械はモノづくりの原点に位置するわけだから、会社の規模も業種もとにかくお客様の“幅”が広い。
前田:確かに。学生時代、私の周囲には自動車や航空機といった特定分野に強い関心を示し、その業界での就職を目指す人も多くいました。ただ工作機械を手がけているマザックでは、それらも含めてあらゆる業界に携わるチャンスがあります。それこそ入社して知ったのですが「え?そんな使い方するの!?」ということも(笑)。幅広い業界に携わるということは難しさもともなうわけですが、それを乗り越えていくことが醍醐味でもあると思っています。
光岡:私は、マザックが掲げる精神のひとつにある「おもてなしの心」に驚かされました。説明会の時は「なるほど、そうなんだ」程度に思っていたのですが、実際に入社したら本当にひとつの文化として根付いていて。その時に、ふと面接当時のことを思い出したのですが、「そういうことだったのか!」と改めて合点がいきました。
酒向:行動指針でいう「気づき・チームワーク・責任感」だよね。営業では特に「気づき」について言われます。たとえば、お客様を案内する時にドアを先に開けたり、動線の先に段差があれば一声かけたり。そうした取り組みや意識の高さから、私の中にある「マザックは、少しでも良い製品を世の中に提供し、社会に貢献しようと一致団結している会社」というイメージがさらに鮮明なものになりました。
前田:機械設計は研修期間が長いと聞いていたので、入社前はゆっくり時間をかけてステップアップするものだと思っていました。しかし、いざフタを開けてみると、配属間もない新人ながら大きな仕事に携わることができたり、アイデアを提案できたり。それこそ小さな部品ですが、みずから設計することも可能です。良い意味で予想を裏切るスピード感がありましたね。
山田:私の場合、インターンシップを経験していることもあり、担当業務について入社前後で大きなギャップはありませんでした。ただ、実践の数は想像以上でした。製品の操作サポートや加工提案など、一言でいえばお客様と技術をつなぐのが私の仕事ですが、思っていたよりもお客様と接する機会が多いと感じました。営業要素もしっかりと含んでいるという意味で、期待していた以上の面白さを感じています。
各々が思うマザックの魅力と、
これからの目標を教えてください。
光岡:月並みですが、マザックはアットホームな雰囲気の会社。若手社員から役職付きのベテランまで、お互い気兼ねなく話ができる関係性が文化的に構築されています。ですから、職場で孤立することはありません。新入社員や若手社員に対して、先輩社員がしっかりと面倒を見てくれる環境が整っています。
前田:いい意味で、程よく力を抜いた状態で仕事をしている人が多いですね。たとえば、本当は忙しいはずなのにそれを感じさせないというか…。決して無理はしていないけど妥協もしていないー。先輩社員からはそんな姿勢や余裕を感じます。また新人であっても、早くから実践経験が積める点も魅力的です。私も1年目からさまざまなユニットの評価や機構設計に携わりました。
山田:アプリケーションエンジニア(営業技術)という職種があるように、「技術職も営業も両方挑戦したい」という方は決して少なくないと思います。個人的な意見ですが、マザックならその思いを叶えることができます。もちろん名ばかりのポジションではなく、しっかりと機械にも触れますし、その知識や技術を活かしてお客様と話もできます。日々の仕事を通して、多くの場面でやりがいを感じることができると思います。
酒向:先ほど話した「商流の川上から川下まで見ることができる」に近いかもしれませんが、マザックには“面白さ”があると思います。たとえば製品数。マザックは多様な製品を手がけていて、前田さんが担当しているレーザ加工機と一般的な工作機械(切削機)を比較するだけでも、実は結構違いがあるのです。世界有数の工作機メーカーであるマザックが多種多様な工作機械を手がけている結果、いろんな業界やお客様と接点を持つことができることに非常に“面白さ”を感じます。
山田:確かに。では最後に、これからのみんなの目標も聞かせてください。ということで、まずは私から(笑)。周囲から頼られる存在になりたいと思っています。そのためには幅広い知識が必要ですし、自分一人で正しい判断や行動ができるようになることが重要。普段から、その意識を持って仕事に取り組むようにしています。
前田:私は、後任や未来の技術者を育成する仕事をしてみたいです。それは単に部署の管理職としてではなく、部署を超えて、世代を超えて、はたまた会社を超えて、幅広く次のステージを担う人々を送り出すことが理想。その実現に向けて、身近な目標でいえば、早く一人前の技術者・設計者になること。何かあった時に「あいつに聞けば間違いない」と思われるような技術者です。
酒向:目指しているのは、お客様が望む機械を売るだけでなく、お客様の成長へとつながる提案ができる営業です。また、さまざまなモノづくりの現場を見てきた営業ならではの目線から、新しい工作機械のニーズを提案できるようにもなりたいですね。
光岡:まずは研修チームの一員として戦力になれるよう、自らのスキルアップを目指しています。経験を重ねる中で、いずれは研修を企画・立案できるような人材になることを目標としています。
募集職種 | ■技術系総合職 ■営業系・事務系総合職 ■一般職 |
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募集学部・学科 | [技術系総合職] 機械、電気、電子、情報、物理、材料等 [営業系・事務系総合職/一般職] 全学部全学科 |
募集人数 | 40~50名 |
募集内訳 | [技術系総合職] 募集人員 35名(予定) [営業系・事務系総合職] 募集人員 7名(予定) [一般職] 募集人員 若干名(予定) |
選考方法 | 書類選考、適性検査(SPI3)、面接 ※技術系職種にご応募いただく方は、最終面接の際に職種適性検査を実施いたします。 |
提出書類 | エントリーシート、成績証明書、卒業見込証明書、自己PR書類(任意) |
基本給 | 修士了(技術系総合職、営業系・事務系総合職) 月給 250,600円
大学卒/高専専攻科卒(技術系総合職、営業系・事務系総合職) 月給 233,600円 大学卒(一般職) 月給194,800円 (2023年4月実績 基本給+食事補助) |
諸手当 | 通勤費全額支給、営業手当、家族手当、時間外手当、地域手当、技能士手当 等 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月・12月) |
休日休暇 | 完全週休2日制(土日)、年末年始、夏季休暇、GW休暇、年間休日120日 有給休暇(計画有休制度あり)、リフレッシュ休暇、慶弔休暇、その他特別休暇、 育児休業制度、介護休業制度あり |
待遇・福利厚生・ 社内制度 |
●保険/健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険 ●福利厚生 制度/住宅融資制度・財形貯蓄制度・退職金制度・研修制度等 遠隔地営業所勤務の場合は、借上社宅制度あり 会員制リゾート施設、自社ゴルフ場割引利用 施設/独身寮 (エアコン付のワンルームタイプ) 大浴場、個室シャワールーム、談話室、洗濯機・乾燥機、駐車場などの共用部も充実。寮費 月4,500円 社員食堂 |
勤務地 | 本社(愛知県大口町)、生産拠点(愛知・岐阜・三重) 営業部門のみ国内主要都市営業所(転勤あり) ※職種を問わず将来的に関連会社や海外現地法人での勤務のチャンスもあります |
勤務時間 | 8:25~17:10 ※休憩 45分含む (職種によってフレックス制度有) |
問い合わせ先 | ヤマザキマザック(株) 人事・総務部 採用・教育課 〒480-0197 愛知県丹羽郡大口町竹田1-131 TEL:0587-95-6352(0120-39-6331) FAX:0587-95-6422 facebook https://www.facebook.com/mazak.jp |
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