米国現地法人の経理担当として
スピード感をもって業務にあたる。

本社経理部門で仕入先への支払いや資金管理、為替業務などを担当後、美濃加茂製作所の経理部門に異動して工場経理の経験を重ねました。そして入社9年目からは米国現地法人の経理担当として工場部門の財務報告や利益計画案の作成、決算業務、生産機種の標準原価算出と分析などを行っています。また、必要に応じて他部署の仕事をサポートすることもあります。
米国現地法人は日本の本社に比べて組織がコンパクト。しかも、米国には失敗を恐れずにチャレンジする文化があるため、すべてにおいてスピード感があるのが特長です。
米国現地法人では検討に時間をかけるよりも、まずは行動し、軌道修正をしながら最終的な目標を達成するアプローチが求められます。赴任当初はそのような考え方が身に付いていなかったため、新しいプロジェクトの動きに取り残され、後からの情報収集や対応にとても苦労しました。

求められるのは「経営視点」で考え、
迅速に行動すること。

米国における経験から、上からの指示を待つのではなく何をすべきかを常に自身で考え、能動的に動くことの大切さを学びました。そのためには技術部門や生産部門等、他部署についての理解も必要です。例えば、とある機種の原価低減に向けた提案をしたいと考えた時、部品や工程に関する知識や、設計コンセプトを理解していなければ、自分自身の意見をまとめることすら、ままなりません。最近では他部署に積極的に情報を取りにいき、自分なりに先を見据えておくことを常に意識することで、不測の事態も減らすことができ、急な意見を求められて困る場面も少なくなってきました。
今後は、自分が所属する部署だけでなく、米国市場や、世界経済の動向に視野を広げ、会社全体がおかれている状況、つまり「経営視点」で何をしていくべきかを考え、迅速に行動する姿勢を身に付けていこうと考えています。日本法人と比較し、組織の規模が小さい米国現地法人での勤務は、そのための大きなチャンスだと思っています。もちろん帰任後も米国現地法人での経験を活かしながら、一貫して経理業務に携わっていきたいです。

 

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