制御設計の手によって生まれる、工作機械の命。仕様設計から製品評価まで、一連のプロセスを担う。
制御設計の手によって生まれる、工作機械の命。仕様設計から製品評価まで、一連のプロセスを担う。

常にユーザー視点に立ち、
より便利で使いやすい機能を追求する。

ひとつの製品を開発するにあたって、仕様作成から製品評価まで一連のプロセスに携わる仕事がしたいー。それが工作機械業界を志望した理由です。マザックに入社して感じたのは、その思いを実現できる場所だということ。制御設計の役割でいえば、電気回路設計やPLC回路設計、制御機器の選定、電気的評価試験など、工作機械を正しく動かすための一連のプロセスに携わることができます。私は入社3年目のため、まだすべてを経験できていませんが、現在は新型の3Dパイプ加工機『FABRI GEARシリーズ』の開発を担当。NCソフト開発をメイン業務に、より便利で使いやすい機能・画面の開発などに携わっています。
その際、仕様に関して設計者自身の意見を尊重してくれる風土がマザックには根付いています。私の仕事でいえば、たとえば設定画面。もともと数字を一括変更する仕様だった設定機能を、より使い勝手の良い機能へ進化させるために個別の設定項目ボックスを追加したことがあります。私のモットーである「ユーザーのかゆいところに手が届く製品づくり」を反映できたこともあり、その時の達成感はとても大きかったことを覚えています。

理想的な成長環境を活かし、
技術者としてスキルを伸ばしていきたい。

私がメイン業務としているソフトウェア開発ですが、文字通り、本来はソフト設計の担当領域です。しかし、レーザ部門に関しては制御設計でありながらソフト開発にも携わることができます。厳密にいえば専門外かもしれませんが、幸いにもマザックには知識・経験ともに豊富な技術者が数多くいます。その道一筋30年以上の方もいれば、とにかくアンテナが敏感で、最新技術の情報に詳しい方もいます。最近も、NC装置に搭載するソフトウェア開発において機器同士の不具合が発生する問題に直面しましたが、周囲のアドバイスのおかげもあり、無事に問題を解決できました。これまで積み重ねてきたマザックのノウハウを習得するだけでなく、最新情報も知識として取り入れることができる、いち技術者として理想的なスキルアップ環境が整っています。
旋盤やマシニングセンタは海外でも高いシェアを占めているマザックですが、レーザ加工機に関しては競合会社が多数存在する中で独自のポジションを獲得していく必要があります。私自身、今は与えられた仕事に全力で取り組むことが第一ですが、その努力が今後のマザックの力になれば嬉しいですね。

○とある1日のスケジュールを表記しています。職務やプライベートの状況に合わせノー残業デーやフレックスタイム制度を活用しています。

持ちうる知識と技術で、工作機械を意のままに操る。その責任とやりがいは、制御設計ならではの醍醐味。
持ちうる知識と技術で、工作機械を意のままに操る。その責任とやりがいは、制御設計ならではの醍醐味。

ハードとソフトを融合させて、
ひとつの工作機械に。

工作機械を作るうえで設計業務は大きく分けて、機械設計、ソフト設計、制御設計があります。それぞれの役割を「人体」にたとえるなら、機械設計は「身体」を、ソフト設計は「頭脳」を作っています。そして、それらをつなぎあわせて「人」にするのが制御設計です。エレクトロニクスの知識と技術を以って、工作機械を思い通りにコントロールするー。その責任とやりがいは、制御設計ならではの醍醐味だと思います。実際に特注案件などの場合、自分の手で自動化ロボットを動かすこともあります。仮に機械設計の醍醐味が“目に見えるカタチ”なら、制御設計の仕事は“その先にある、モノを動かせる面白さ”を秘めています。
もちろん、そこに自己満足を求めてはいけません。実際に工作機械を使うのはお客様です。大前提として、正常作動は当たり前。どんな使い方をしても安全が担保される設計仕様が求められます。その精度を可能な限り高めていく方法は、一つひとつの可能性を地道に洗い出していくこと。想定外の使い方やトラブルも加味しつつ、どこまで精度の高い設計へと仕上げられるか。それによって“仕事の質”が大きく変わってくるのです。

幅広い知識を身につけ、
活躍のフィールドを海外へ。

マザックの制御設計では個々が担当機種を持つことが多く、現在、私は『INTEGREX iVシリーズ』と『HCNシリーズ』の特注および改良業務を担当しています。特定機種に深く入り込んで仕事ができるため、担当するNC、機種、機能の業務が変わるたびに新しい知識を自分のものとして吸収できます。その環境は、自己成長の場として魅力的だと思います。私自身も日本での業務とアメリカ研修を通して、マシニングセンタと旋盤両方の知識を身につける機会に恵まれました。加えて、現在担当している『INTEGREX iVシリーズ』は双方を融合した複合加工機。ただ知識の幅を広げるだけでなく、実際の現場でスキルとして活かせています。また、出張等でお客様の声を聞くことも。そんな時、社会に貢献できている実感も得ることができますし、その会話をきっかけにお客様が再び機械を購入してくださった時は喜びも格別です。
マザックはみずから手を挙げればチャンスを与えてくれる会社です。今後は他の製作所での経験や、チャンスがあれば研修ではなく現地赴任という形で海外に挑戦してみたい気持ちも持っています。

○とある1日のスケジュールを表記しています。職務やプライベートの状況に合わせノー残業デーやフレックスタイム制度を活用しています。

c YAMAZAKI MAZAK CORPORATION. All Rights Reserved.