常に生産現場の効率向上をめざし、
改善策を考案し、実施していく。

生産管理は、モノづくりにおける、「ヒト・モノ・カネ」をプロデュースし、工場の生産性向上及び、経営効率向上を目標とする部門です。実際には、営業部門からの納品時期や仕様要望に基づいて最も効率的でコストパフォーマンスの良い生産活動を計画し、生産・調達・物流部門を統制する総合的な管理部門として業務に取り組んでいます。生産管理の仕事は機械の納期だけではなく、部品の在庫や工場の生産体制、設計のリードタイムなどにも大きな影響を与えます。そのため、常に生産現場の効率向上を目指し、改善策を考案、実施していくことが求められます。また、リードタイムの短縮に向けて過去の受注傾向を分析して無駄な在庫を抱えないように努め、先行して手配する部品等の最適化を図っています。
この業務は常に同時進行で何件もの案件を抱えるため、受注状況や生産状況をリアルタイムで把握していなければなりません。そのようなプレッシャーがかかる反面、司令塔として「モノづくりを左右する仕事をしている」という誇りを感じられる、やりがいのある仕事です。

海外赴任を通じて、マザックで働くことの
誇りを感じることができた。

入社3年目に、イギリスの自社工場における生産管理を担当する機会に恵まれ、現地で部品調達やコスト管理、部品在庫の管理に携わりました。マザックはイギリスにおいても高く評価されており、英国経済の発展に貢献した企業に与えられる「英国女王賞」を日本企業で唯一、2度も受賞しています。私の赴任中には、若い現地の技術者を多く育成している実績が認められ、チャールズ皇太子が英国工場に視察訪問されたこともあり、マザックの海外での高い評価や貢献度に対しての誇りを改めて感じました。
しかし、日本人赴任者は「一人前で仕事のできる人」と期待されているため、現地では一切の甘えは許されませんでした。業務の目的を共有し、率先して仕事にあたらなければ海外スタッフは指示通りには動いてくれません。この経験は、自身の仕事における、目標とするスタンスを再認識する良い機会となりました。
今後、工場のスマート化が進むにつれて生産管理のあり方も変わっていきます。それだけに、この仕事はチャンスにあふれています。私もこのチャンスを活かして生産リードタイムの削減や生産平準化手法の考察、在庫削減システム考案など、マクロな視点で生産の仕組みづくりに携わっていきたいと考えています。また、要望が叶うのであれば、イギリスとは別の海外工場へ赴任し、その国の働き方・考え方を肌で感じることで、新たな視点を自身に取り入れ、仕事の幅を広げていきたいです。

○とある1日のスケジュールを表記しています。職務やプライベートの状況に合わせノー残業デーやフレックスタイム制度を活用しています。

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