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女性社員の働きやすさ

  • #社風
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働きながら、子どもを育てる。マザックでは、安心して仕事と育児を両立できる環境作りに向け、さまざまな制度を導入しています。育児休業や看護休暇はもちろんですが、小学校4年生になるまで利用できる育児短時間勤務制度やフレックスタイム制度などがあり、多くの社員が利用しています。産休・育休を経て職場復職した女性社員に、実際に利用した制度のことや、仕事と育児を両立するためのヒント話を伺いました。

interviewee

本社/大口製作所
人事総務部 人事戦略室 副室長

土田 安佐Tsuchida Asa

2010年入社
教育学科 卒

Career

2010年、ヤマザキマザックに中途入社。人材開発課研修チームに配属。入社4年目の2013年に産休・育休を取得。復職後は、同じ部署の国際チームの一員として海外赴任者の制度改定業務を担当。その後再び研修チームへ異動し、チームリーダーへと昇格。社員の各種研修や育成の企画・運営に携わる。現在は人事戦略室へ異動となり、副室長として会社全体の人事戦略の立案と運用を担当している。

Q.仕事と育児を両立するにあたって、どのように制度を活用していますか? 子どもが病気のときは看護休暇を、
子どものイベント行事や一緒に過ごす時間のためには
フレックスタイム制度を利用しています。

入社4年目の2013年に出産し、育児休業を取得しました。マザックでは出産後、最長2年まで育児休業を取得できますが、私の場合は幸いにも母親のサポートを受けられる状況にあったので、保育園の入園に合わせて、1年2ヶ月で職場に復帰しました。
育児休業は長期の休みになりますが、部署の上司や仲間は快く送り出してくれ、その環境に感謝しながら安心して休みに入ったのを覚えています。現在、社会全体の流れとして、産休や育休の取得が当たり前の制度として認知されており、マザックでも出産を迎える社員は、ほぼ全員育児休業を取得しています。

また、マザックでは復職後も育児との両立をサポートするための支援制度として小学校4年生になるまで利用できる「育児短時間勤務制度」が用意されています。私はフルタイム勤務を選択しましたが、短時間勤務制度を利用している社員が多数で、仕事と育児を両立する“ママ社員”にとって大きな助けになっています。短時間勤務制度の終業時間になると、急ぎ足で子どもを迎えにいく同僚の姿を目にし、いつも心の中で「頑張れ!」と応援しています(笑)。

Q.結婚・出産・育児などのライフイベントは、復職後の働き方やキャリアに影響しますか? 配属部署・業務に制限はありません。
働き方にあわせたキャリアパスも可能です。

自身の希望する復職後の働き方、キャリアパスなどを受け入れてくれる会社です。私の場合は、復職が近づいてきた頃、「復職後は同じ部署の国際チームで、海外赴任者の制度改定業務にチャレンジしてみたらどうか」とお話をいただき、重要な仕事内容に気持ちが引き締まりました。育児中という状況ではあっても、新たなキャリアを築き、私にとってキャリアアップになると思えるものでした。もちろん復職後には、急な子どもの病気や、保育園のお迎えなどで、半日休暇や看護休暇なども多く利用しましたが、同じ部署の方々の温かい言葉とフォローに本当に助けられました。

復職後の働き方に関しては、復職当初は子育てが理由で仕事の成果が出ないとされないよう、結果を出すことを気にしていましたが、今思えば、少し気負いすぎていたかなとも思います。今では、育児中でもキャリアアップできるのが当たり前という周りの見方を私自身実感し、ニュートラルな気持ちで仕事と育児の両立をしています。 今多く利用しているのは、フレックスタイム制度。保育園の行事や子どもとの時間を作るために10時に出勤したり、15時に退社したり、うまく活用することで、仕事と育児にメリハリができています。もちろん、なかには短時間勤務制度を希望する方もいると思いますし、実際にはそのケースが多いと思います。しかし、だからといって配属部署や担当業務に制限がかけられることはありません。自分にあった働き方の中でキャリアアップを目指すことが可能です。

Q.復職後、仕事と家庭を両立するために意識していることはありますか? 常に“前倒し”を意識することで、
周囲と自分自身の負担を減らしています。

周囲から信頼される仕事をすることです。たとえば、家庭の事情でどうしても休まなければいけない時。私の仕事は所属部署だけでなく、会社に対しても迷惑をかけてしまう可能性があります。そうしたリスクを軽減するため、あるいは何か不測の事態があっても周囲が混乱しないよう、個人の仕事はできるだけ前倒しで進めるようにしています。また、今後の子どもの成長に応じた育児で予想されることについては、一つでも多くの選択肢を用意できるよう、事前にできる限りの情報収集をおこなっています。

そして、もう一つ。私の中で大切にしているのが“物事の考え方”です。実は復職して2年ほど経った頃、チームリーダーへの昇進を打診されました。打診そのものはとても嬉しかったのですが、それと同時に「子育て中の自分に全うできるのか」「この先の育児に影響はないのか」といった不安が頭をよぎったのです。そこで上司に相談したところ、「人生は予定通りにはいかない。先々を心配するよりも、今できることを精一杯やってみたら?」というアドバイスをいただきました。それ以来、その言葉が私にとっての座右の銘になっています。今はチームリーダーとして日々の仕事にやりがいを感じつつ、育児も目一杯楽しめています。

Q.今後の目標と、就活生のみなさんへのメッセージをお願いします。 自身の働き方や経験を、
後輩たちの環境作りに役立てていきたいです。

長く働くことを考えた時、支援制度の充実は企業選択における重要な条件の一つになると思います。しかし、実は重視しすぎるのも注意が必要です。今や女性の社会進出は当たり前の時代。どの会社も一定の支援制度は整っていますし、今後は内容もさらに手厚くなっていくと思います。だから、まず優先してほしいのは“自分がやりたいこと”を見つけること。私の経験上、そもそも仕事に対する情熱がなければ仕事と家庭の両立は難しいと思うのです。

転職し、ほかの会社を見てきたからこそ思うのは、マザックは、私のようにキャリアを築いていきたい人も、逆に子育てに時間を費やしたい人も、それぞれの生き方をありのまま受け入れてくれる会社ということです。
今後は人事戦略担当として、会社がより強くなるための人事戦略の立案やより働きやすい人事制度を整えることなどに取り組んでいきたいです。また「女性だから」「育児中だから」といった理由で、女性社員が仕事やキャリアアップに向けて悩んだり立ち止まったりすることがないように、育児をしながら仕事をするという私自身の働き方や経験、その中で感じたことを後輩たちの環境作りに役立てていきたいと考えています。

One day sceduleある1日のスケジュール

  • 07:15

    子どもを保育園へ送る

  • 08:15

    出社

  • 08:30

    メールチェック・打ち合わせ・研修企画

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    研修準備・打ち合わせ

  • 15:00

    フレックスタイム制度を利用し、早めに退社

  • 15:45

    保育園にお迎え

  • 16:00

    夕食の買い物

  • 17:00

    子どもと一緒に夕食作り

  • 19:00

    家族で夕食・家族団らんの時間

※内容は取材当時のものです。