大口製作所のIoT化に続き、
美濃加茂工場の再編プロジェクトを開始。

IoTを製造にどう活かすかー。この考えに基づいて、マザックでは2017年に大口製作所のスマートファクトリー化を実現しました。工場内のすべての生産活動をデジタルデータ化することで、基幹システムとの連携や可視化・分析による改善、さらにはAI技術の応用に発展させる狙いがあります。『Mazak iSMART Factory™』と名付けられているように、私が所属する部署ではスマートファクトリーの構築に向けた取り組みに注力しています。現在は、旗艦工場である美濃加茂工場の再編及びスマートファクトリー化に取り組んでいます。大口製作所で培ったノウハウや実績をもとに、最新のITソリューションを導入することでよりスムーズな生産を目指しています。
スマートファクトリーと聞くと、そのスケール感ばかりが注目されがちです。しかし、実は一つひとつの細かな仕事に対する配慮や精度がとても重要です。それらを欠いてしまうと、結果としてプロジェクト全体に影響を及ぼす可能性があるのです。私の仕事は、まさにそうした“全体”を支える役割を担っています。生産支援システムを活用した業務改善や、システム運用する際のルールの周知・サポートなど、自分なりに改善策を見つけながらひとつずつ解決していく作業に責任とやりがいを感じています。

スマートファクトリー化のメリットを活かして、
新たな商機を発掘していく。

現在、私が携わっている美濃加茂工場の再編は、いわば全社を挙げて取り組んでいるビッグプロジェクトであり、マザックの次代の生産を担うミッションです。そのため、基本的には上層部からの指示に基づいて行動していますが、そうした中でもマザックには一定の裁量や主体性を持って仕事を進められる環境が整っています。例えば、大口工場において「加工部門の生産支援システムを導入する」というミッション。以前から現場の様子を見てきた私としては、いきなりシステムを導入しても現場がついてこなければ100%の効果を発揮できないと感じていました。そこで、まずは日々の作業報告データをはじめ、社員一人ひとりが入力作業を正しくおこなう仕組みづくりが重要だと考え、提案・実行しました。みずからの意思で仕事を進めていくことに、改めて大きなやりがいや達成感を実感した瞬間です。
iSMARTプロジェクトの一員として、今後は生産効率の向上や現場改善に向けた取り組みを会社の利益に変えていく必要があると考えています。それはスマートファクトリー化によるメリットや、これまでに培ったノウハウをマザックの強みにして新ビジネスへ活用するということ。マザックのスマートファクトリーで実践してきたノウハウをお客様へ提供できるよう、自身が構築に携わったシステムを有効に使いながら新たな商機へとつながる働きをしていきたいと思っています。

○とある1日のスケジュールを表記しています。職務やプライベートの状況に合わせノー残業デーやフレックスタイム制度を活用しています。

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