世界を舞台に挑む、新たなミッション。『VHP』専任として航空機産業を開拓していく。
世界を舞台に挑む、新たなミッション。『VHP』専任として航空機産業を開拓していく。

多くの可能性を秘めた航空機産業で、
独自のポジションを目指す。

営業支援やお客様への技術サポートをはじめ、アプリケーションエンジニア(AE)は幅広い役割を担っています。AEによって注力業務に多少の違いがある中、私は5軸加工機『VORTEX HORIZONTAL PPOFILER(VHP)』の拡販活動を主なミッションとしています。VHPとは、航空機産業における中・大物の軽合金構造部品の加工に特化した工作機械のこと。私自身、初受注の際にお客様と一緒にテスト加工をおこなったり、納入後の操作サポートを担当したりと開発当初からVHPに関わってきました。そうした経緯があることから、今後さらなる成長が見込まれる航空機産業内でのシェア獲得に向け、専任担当として拡販活動や技術支援をおこなっています。
現在、少人数でVHPを担当しているため、カバーエリアは全世界におよびます。これまで世界中の様々な地域で販売実績がありますので、海外で活躍する機会が多いマザックのAEの中でも貴重な経験ができるポジションだと思います。専任担当になるということは相応の責任がともないますが、そのぶんVHPに対する愛着も人一倍。この仕事にやりがいと誇りを感じています。

社内では右に出る者がいない。
そんな“航空機産業のスペシャリスト”に。

実は以前、韓国のお客様のもとへ機械の操作サポートで伺った際に、機械の故障が原因で要求通りの加工精度が出ないトラブルがありました。結局、その時は日本の設計担当者や現地の協力会社などの力を借りて問題を解決。最後はお客様から「ありがとう」とお礼の言葉をいただきました。しかし、その時に改めて感じたのが責任の重さです。お客様の多くはマザックの機械を使って事業を営んでいます。当たり前ですが、お客様の事業において工作機械が果たす役割・責任はとても大きいのです。また、AEはお客様だけでなく自社営業からも頼られる立場。だからこそ、工作機械に関する相当量の知識が求められます。その点、今の仕事は航空機産業に特化し、深く学べる環境が整っています。その環境を無駄にせず、いずれは「航空機のことだったら青木に聞けば大丈夫」といわれる存在になりたいと思っています。
航空機業界は古参メーカーが強く、拡販のハードルが高い産業と考えています。しかし、裏を返せば挑戦しがいのある環境です。引き続きグローバルな環境で明日の航空機産業を担う機械の拡販に向けて、知見を広げていきたいです。

○とある1日のスケジュールを表記しています。職務やプライベートの状況に合わせノー残業デーやフレックスタイム制度を活用しています。

要求の本質を見抜き、期待以上の技術提案を。それが、アプリケーションエンジニアの誇り。
要求の本質を見抜き、期待以上の技術提案を。それが、アプリケーションエンジニアの誇り。

要望に沿った機械・加工提案を、
技術的側面からサポートする。

工作機械による加工では様々な専門的な知識や技術が要求されます。それらのスキルを高いレベルで備え、自社営業やお客様から寄せられる問い合わせに対して、技術的側面からサポートしていくのがアプリケーションエンジニア(AE)です。たとえば、お客様の要望に沿った機械・加工方法・生産時間の検討をおこなうBefore Salesや、納入後の生産サポートをおこなうAfter Salesは、AEとしての代表的な仕事です。
いずれの仕事においても大切なのが、要求の本質を把握することです。お客様に言われた通りに対応するだけでは単なる御用聞きに過ぎません。そうではなく「もっと良い方法があります」など、お客様にとって本当に必要な技術提案をおこなうのがマザックのAEなのです。
私自身も、そうした信念を持って日々の業務に臨んでいますが、今でも印象深く残っているのがドイツに赴任していた時の経験です。技術者が少ない事務所だったこともあり、お客様の引き合いに対して現地スタッフでは手に負えない状況に陥ったことがありました。そこで案件を引き継いだのですが、その時に「自分が最後の砦だ!」と心に誓い、商談に臨みました。その思いが届いたのか、私の技術提案を採用していただけた時はとても嬉しい気持ちになったことを覚えています。

情報共有という手段を用いて、
世界中のAEをまとめていく。

海外を主戦場とするマザックでは、日本人のみならず、現地採用のAEが世界で活躍しています。私が所属するグループでは、彼らが持つ知識や情報をノウハウとして蓄積・共有し、グローバルにおけるマザックの技術力を一層高めていく役割も担っています。簡単にいえば、情報共有という手段を用いて世界中のAEをまとめていく仕事ですが、その一環として取り組んでいるのが掲示板システムの運用です。何か困りごとを抱えているAEに対して、掲示板の情報をもとに解決方法や過去の類似案件をピックアップし、アドバイスするという仕組みです。海外赴任時と比べてお客様と接する機会は減りましたが、一方で、世界中のAEが掲示板を利用するため、「助かった」「ありがとう」と感謝される回数は以前よりも増えました。これは本社AEならではの醍醐味だと思います。
最近では、AEマネージャーを集めて意見交換をおこなう「グローバルアプリケーションカンファレス」も主催。情報共有の深化を目的とした会議ですが、今後も継続することでAEにとって有益な情報を得られる場にしていきたいと考えています。また、並行して私自身の技術も磨きつつ、いずれは世界中のアプリケーションを担当するようになれたら、と思っています。

○とある1日のスケジュールを表記しています。職務やプライベートの状況に合わせノー残業デーやフレックスタイム制度を活用しています。

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